廃屋にっぽん周遊Blog

公開21年目にして初の廃墟ブログです。

山中温泉「和叙園」Vol.2

和叙園には新館三の丸にも宴会場があり、こちらは各階に同じ規模の広間があったと思います(うろ覚え)。ここも便宜的に「中広間」と呼びます。前回紹介した広間を含めると5部屋も存在していたことになり、多くの団体の宴会を同時に開催できていたと思われます。

新館 中広間「富士」

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新館にあった中広間の第一弾「富士」。

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少々散らかっていました。

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侵入者が暴れた痕跡が。障子が破かれ、ガラスの破片が散乱していました。

いくら畳敷きだからといっても、廃墟では絶対に素足で歩かないように!

新館 中広間「立山

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第二弾は「立山」。富山県の代表的な山ですね。

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こちらも散らかっていました。

こちらは舞台側にガラスの破片が広範囲に散らばっていました。明らかに意図的に撒いたように見えます。侵入者の悪意を感じましたね。

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廃墟になってからも宴会が開かれていたか?

消火器まで撒き散らしてありました。DQNの行動は本当に単純でワンパターン(笑)。

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野良人が寝泊まりした形跡も・・・

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ここはパーティションで分けられていました。

DQNが暴れたり、野良人の棲家になったり、廃墟になってからもけっこう賑やかだった?

新館 中広間「白山」

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最後は「白山」。石川県を代表する山ですね。

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ここは比較的穏やかな感じでした。

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ここでもカラオケのカセット発見!

新館の広間には名前が割り当てられていて、座敷の入り口に大きく書かれていました。「富士(標高3776メートル)」「立山(標高3015メートル)「白山(標高2702メートル)」これは日本三名山ですね。間取りは全く一緒なので、泊り客が間違えないようにするための配慮でしょう。

しかしどの部屋も消火器の薄桃色の粉末で覆われていたのには閉口しました。Web時代にも書きましたが、長く放置された消火器は容器が経年劣化していて危険です。噴射の時の衝撃で爆発して死亡事故になった例は過去にたくさんあります。廃墟に潜入して消火器を発見したら撒いてみたい衝動に駆られるかもしれませんが、非常に危険です。絶対にやめましょう。

次回も続きます。