廃屋にっぽん周遊Blog

公開21年目にして初の廃墟ブログです。

ダ〇ヤ〇ンド斑尾ホテルVol.1

2018年6月。ここ数年恒例となっている上越妙高を訪れました。さて今年はどこへ行こうか?あらかじめネットでリサーチして、斑尾高原を訪れました。
斑尾高原は新潟県と長野県の県境にある(姫川温泉の時もそうだったなぁ)避暑地で、冬はスキー客で賑わいます。70年代に開発された比較的新しい観光地で、周辺には観光客目当てのリゾートホテルやペンションが多数建ち並びます。しかしバブルの時に急成長した観光地だったため、その遺産が多数残されています。バブルの時にピークを迎えた観光客数は減少の一途をたどり、供給過多となったホテルなどが多数廃業しました。2005年4月には斑尾高原開発株式会社が東京地方裁判所民事再生法適用を申請しています。
今回の目当ては自由の女神が立った廃業してかなり経ったペンション。白亜の建物でいかにも安っぽい自由の女神像が正面に建っている、まさにバブルの象徴のような物件です。斑尾高原は標高がちょうど1000メートルで、平地と約6度の温度差があります。この日は梅雨の晴れ間で気温が上昇していて、地上は30度を超えていましたが、斑尾高原では20度ちょっとで、Tシャツ一枚でちょっと寒いくらいでした。
お目当ての物件は斑尾高原を横断する唯一の県道沿いにあるので、すぐに発見。外観の写真を撮り、いよいよ潜入チャレンジ。しかし6月の平日にもかかわらず周囲の商店は普通に営業しており、物件のすぐ裏手には現役のペンションがあってオーナーらしき人が出入りしていてスキがない。建物の窓ガラスは所々割れていて廃墟っぽさを醸し出していましたが、正面の出入り口はしっかり施錠されていそうでした。これは困りました。今回の廃墟探索はほぼこの物件に賭けていたので、ここが無理ならば撤収しかありません。
弱ったなぁ、と思いながらまだ時間はたっぷりあるので、とりあえず周辺を散策してみました。20分程度歩いただけで廃業した、あるいは廃業したと思われるホテルや商店が数件見つかりましたが、どの物件も施錠されているか、雑草が茂っていて近づけないところばかりでした。まずい、このまま撤収か?と覚悟しかけて先ほどの自由の女神ペンションの近くに戻って、何気なく斜め向かいを眺めていたら…、ん?これは?

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県道から見えたこの建物は・・・?

やった!これは廃墟!しかもなかなかの規模です!近くに車を停めて休憩していた?老夫婦が立ち去るのを待って、探索開始です!

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ホテル正面までは、専用の道を進みます。振り返って撮った写真です。街灯もホテル専用。

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左手にホテルの建物が見えてきます。

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パット見はまだ現役のように見えそうですが・・・?

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謎の錆びたオブジェ。

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右手にはチープな教会のような建物。結婚式も挙げられたのでしょうか?

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建物の奥側は絶壁になっていて、崖側は眺めが良いです。

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崖の向こう側には営業中?のペンションが見えました。

次回もお楽しみに!

記事:ぶれいく58