廃屋にっぽん周遊Blog

公開21年目にして初の廃墟ブログです。

山中温泉「和叙園」Vol.3

この物件も大規模なので、未公開写真がまだまだあります。前回のホテルと交互に公開していきます。
温泉旅館の廃墟ならばクライマックスともいえる場所が大浴場!
このホテルは新館部分に大浴場がありました。本館の端にあった小さな浴場が当初の宿泊客向けの温泉浴場だったと思われますが、拡張、増築に伴って新設されたようです。
このホテルはかなりの規模なので、期待が持てますね!それでは… 

f:id:break58:20200716214501j:plain

このホテルの随所で見かける家紋を見ながらイザ、大浴場へ。

このホテルは斜面に建っているので、大浴場は正面玄関より下層階にあります。そのせいか暗くてジメジメしていました。カビ臭さが酷く、先が心配になります。

f:id:break58:20200716215043j:plain

男湯は「将軍の湯」。ネーミングが安直ですね。

f:id:break58:20200716215221j:plain

カミソリなどの自動販売機。電気を使わないのでどこにでも設置できます。

お金を入れてレバーを押し下げるとガコッという音とともにタバコ大の箱に入った商品が取り出し口に落ちてきます。そういえば滋賀県雄琴にあった会員制レジャークラブにも同じ歯ブラシの自販機がありました。電気を使わない究極?の自販機ですが、最近はめっきり見かけなくなりました。助手が喜びそうな昭和レトロスポットでした。

f:id:break58:20200716221408j:plain

一段高くなった畳敷きのスペース。窓ガラスが破壊されて、畳の上はガラスの破片だらけ。

f:id:break58:20200716221555j:plain

ロッカーが並ぶ脱衣場。

f:id:break58:20200716221743j:plain

「和」を演出するオブジェがあちこちに。

f:id:break58:20200716221937j:plain

いよいよ浴場へ。出入り口のガラス戸は無残に破壊されていました。

f:id:break58:20200716222054j:plain

浴槽はいたって普通。中央の太い柱がやや邪魔に感じる。

f:id:break58:20200716222247j:plain

f:id:break58:20200716222335j:plain

洗い場もいたって普通(2回目)。

f:id:break58:20200716222514j:plain

残念ながら露天風呂の設備はありませんでした。昭和から平成にかけて空前の温泉ブームが到来しましたが、その時の目玉施設が露天風呂でした。やはり露天風呂がないと温泉旅館としてアピール出来なかったのでしょうか。
次回も大浴場の続きをお送りします。お楽しみに!

記事:ぶれいく58