廃屋にっぽん周遊Blog

公開21年目にして初の廃墟ブログです。

泊まれる廃墟!?昭和へタイムスリップしたような新潟県のドライブイン「公楽園」に泊まってみました Part3(最終)

どうも、助手のはくたか99号です。
先輩から留守を頼まれていたのですが、僕もある理由でしばらく更新作業ができませんでした。ごめんなさいm(_ _)m
それでは前回の続きを公開します!

お目当てのトースト自販機に出会えたのでいつもならばここで撤収なのですが、今回はここの2階で泊まるので、のんびりできます。
前々回で紹介した料金が書かれた看板には、宿泊のほかに休憩料金もありました。俗な見方をすると、ラブホ的な使い方もできそうです。その見方で考えると、休憩一人1200円は激安ですね。しかもノータイムとあります。日付を越えなければずっと1200円で使わせてくれるのでしょうか?近所にあるならば休憩でも利用してみたいですが、新潟県なので無理、残念ですね。しかしカップルで利用するには、フロントが目立つ位置にあるし、駐車場も仕切りが無いので使いにくいですね。

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2階の廊下。壁紙やじゅうたん、客室のドアなどがすべていい味出してます。

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部屋番号は12個ありましたが、忌み数は無く、12号室は従業員部屋だったので、全9部屋のようです。

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今回指定された部屋、6号室は洋間らしいです。

2階は宿泊客のみのエリアです。廊下からしてレトロな雰囲気が満ちています。部屋番号には「和室」「洋間」とあって、2タイプの部屋があるようです。さらに一部屋だけ「特別室」がありました。僕が渡された鍵は「6号室」で、そこだけ部屋番号が点灯していました。予約済みの部屋は点灯する仕組みでしょうか?ほかの部屋は点灯していなかったので、今のところ宿泊客は僕だけのようです。ドアの前に到着。僕の部屋は洋間でした。まあ一人客だったら畳の部屋よりベッドのほうが自然でしょうね。

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6号室(洋間)の寝室。かなり年季の入った内装です。

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小さなテーブルが昭和のデザインですね。

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テレビだけは室内の世代にそぐわない液晶タイプ。これはやむを得ないですが…

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入り口側には小さな冷蔵庫と円い鏡がありました。

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ベッドはホテル仕様ではなく、一般家庭向けのデザイン?

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照明は洋間らしい洋風のもの。これもなかなかなレトロ品。

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バスタオルや浴衣など、最低限の用意はされていました。

いよいよ入室。入ってすぐ下足を脱いでスリッパに履き替え。右側にはトイレのドア、左側には寝室のドアがありました。よくある安宿はトイレや風呂が共同であることが多いですがここは全室がトイレ、風呂付きです。これはありがたいですね。寝室は6畳ほどの広さで、シングルベッド、一人掛けソファ、小さなクローゼット、テレビがありました。一人利用ならば十分な広さで、予想通り内装、備品はかなり年季が入っていましたが、古さを除けば結構快適な部屋でした。チェックイン予定時間にあわせてエアコンを効かせてくれていたので、8月下旬でかなりの残暑でしたが、室内温度はそれほど高くなかったです。エアコンは結構真新しかったので、ここだけは更新されたのでしょう。

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お風呂も昔懐かしいスタイル。窓もあって明るい。

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トイレは普通の洋式。

寝室の奥には浴室のドアがあり、中は浴室と洗面台がありました。浴室はビジネスホテルにあるようなユニットバスではなく、昭和の民家にあったようなポリの浴槽があるもので、これが現役稼働しているのがちょっと感動するくらい。ここで旅の汗を流しました。トイレも独立していて洋式のごく普通な便器で全く支障はありませんでした。

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窓の外は一面の田園風景。ちょうど稲刈り直前で黄金色の稲穂が見えました。

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部屋の鍵。最近はこんなスタイルの鍵も段々見かけなくなりました。

総評
ファンの間で「泊まれる廃墟」を謳い文句にしていた「公楽園」でしたが、たしかに設備や内装、什器は昔ながらのものでしたが、部屋自体はそこそこ快適で宿泊にはなんら支障はありませんでした。これで素泊まり2900円は妥当でしょう。また新潟へ旅行の際には利用したいです。特別室がかなり気になりますね。しかし僕的に最大の難点は、鉄道駅からはかなり離れているので、鉄道旅行だったら利用しづらいところですね。
おわり