廃屋にっぽん周遊Blog

公開21年目にして初の廃墟ブログです。

北陸のラブホがどんどん姿を消している!?件。Vol.4

2017年、2019年、2020年と続けて休止、または廃業に追い込まれた北陸のラブホ。1件は自称休業、1件は存亡不明ですが、復活の可能性は非常に低い(ただしここのような例外もありますw)と思います。このままこれらの物件が忘れられるのもつまらないなぁ、現役の姿も知りたいなぁと思っていたら、あることを思い出しました。
それはまだ「廃屋にっぽん周遊」でメールアドレスを公開していた頃に届いたメールでした。読者の一人で、かつて公開したラブホ廃墟を見て驚愕してメールをくれた(笑)方です。なんと同郷の石川県出身で、北陸地方のラブホを泊まり歩いてそのレビューをWebで公開したり(現在は中止)、現在はGoogleマップなどにレビュー文や写真を投稿しているそうです。なるほど、私は廃墟趣味というなかなか周囲には理解してもらえないジャンル(最近ではサブカルの一分野として確立しましたが)ですが、一人でラブホを利用するというのもなかなか思い切った趣味です。違う意味で気が合いそうです(笑)。
このメールをくれた方(ハンドルネームは「机太郎」。以降は「太郎氏」と呼びます)とはここ数年連絡を取っておらず、今でも現役でネットで発信しているのかなぁ、とダメ元で久しぶりにメールを出してみることに。そしたら数日後、お返事をいただきました!しかも写真まで送ってくださいました!お返事の内容を基にQ&A会話形式にまとめましたので、ここでご紹介します。

私(以下、ぶれいく):太郎さんは、どうして一人でラブホに行こうと思われたのですか?
太郎氏:プライベートな時間って、自宅にずっといるのがもったいないなって思ったんです。僕は旅行が好きで、それは非日常を味わえるから。特にその旅行中で宿泊したビジネスホテルのベッドの中でダラダラと寝坊するのが最高にいい気分なんです。これを旅先じゃなくて近所でも味わえないかって。地元のビジネスホテルのデイユースってのもあったけど、まだまだ少ない。それで思いついたのがラブホテルなんです。ラブホは宿泊もあるけど、休憩ってシステムがある。これを使えないかなって。
ぶれいく:なるほど。それで近所のラブホを巡るようになったんですね。もしよかったら、一番最初に行ったラブホを教えていただけますか?
太郎氏:それが、「ヘンゼルとグレーテル津幡店」でした。今回メールを頂いて驚いたんですけど、そう、昨年休業したとぶれいくさんに教えられたあのホテルです。
ぶれいく:そうだったんですか!?それじゃ、あのホテルを実際に使われたということですか…。それで、写真を送ってくれたのですね。貴重な写真、ありがとうございました。
太郎氏:いえいえ(笑)。今回の写真はすでにGoogleマップに投稿しています。近いうちに、僕のブログでもレポート付きで公開の予定です。

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108号室だそうです。窓際にベッドが置かれています。

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反対側には、二人掛けソファーなど。ビジネスホテルに比べて広くて余裕がありますね。

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ソファーの反対側にテレビ。かなり距離がありますw

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なんと、浴室にもテレビ!?ラブホってこんななのか?

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これは110号室だそうです。ベッドの配置が微妙に違いますね。

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この部屋もテレビの位置が離れていますw

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中央に注目。カラオケルームによくある「お立ち台」みたいなものがあります。

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外国映画で出てくるようなバスタブですね。

ぶれいく:初めて一人でラブホテルに行ってみようと決意したときですけど、なぜ、ここを最初に決めたのですか?
太郎氏:それはぶれいくさんがメールでも言及してましたけど、あそこって丘の上にホテルがあって、建物は林に囲われていて周囲からは見えません。ラブホってけっこう数件集中して建っていて、ラブホ街を形成しているゾーンとかありますけど、そういう所って行くのは恥ずかしいですよね。今こそ平気で行ってますけど、最初のラブホではちょっと無理。でもここならガレージに車を入れて、車から降りて部屋に入るときは他の利用客が偶然やってくる以外は絶対に見られない。これが決め手で行こうと決意しました(笑)。
ぶれいく:うーん、深いですね。でも、突然の休業。びっくりしたでしょう?
太郎氏:そうですね。ここは初めても含めて3,4回は利用しました。「ヘンゼルとグレーテル」は、能登の高松にも姉妹店があるんです。だからそんなホテルが休業するのはちょっと信じられなかったですね。
ぶれいく:今回はありがとうございました。
次回は、同じ時期に休業(廃業?)となった福井県のラブホについて太郎氏に聞いた様子と写真を紹介します。