廃屋にっぽん周遊Blog

公開21年目にして初の廃墟ブログです。

北陸のラブホがどんどん姿を消している!?件。Vol.6

ちょっとの小ネタのつもりが、太郎氏とのやり取りで盛り上がってなんと6回目となりました。今回が最終回となりますのであとしばらく我慢してお付き合いください。

ぶれいく:そして今年に入って「ホテル21」が廃業、即解体となってしまいましたが…
太郎氏:ごめんなさい。ここは私も未体験でした。そうですか、廃業したのですか。正直言って、まったく気づいていませんでした(苦笑)。
ぶれいく:あらかじめ質問で体験したことのあるホテルをお聞きしましたが、野々市市白山市周辺でなぜかここだけ使わなかったのですね。なにか理由があったのですか?
太郎氏:ここですね、情報が少なかったのですよ。特に料金が不透明で…。自前のWebページもあったのですけど、長らく更新されていないみたいで、入ってみないと料金がわからないのではちょっと躊躇しますね。
ぶれいく:私が最期の姿を見に行った時は料金表が出入り口に張ってありましたね。なかなかリーズナブルでしたが?
太郎氏:そうです。前回紹介した福井あわらのホテルよりさらに安い。でもこれは会員価格で、メンバーズカードがないとこの料金にならないってネットのクチコミにありまして、さらにこのカードがもう新規入手できないという情報もあって不安になりました。過去からの常連しかあの価格で利用できないならば無意味ですよね?
ぶれいく:なるほど。料金が不透明だったのですね。ここを除けば、周辺のホテルはほぼ制覇しているんですね。スゴイですね。だとしたら、僕がもう一軒最期を見届けたホテル「サンレモ」も体験済みということで?
太郎氏:そうです。ここも残念ですね。昭和の雰囲気を残した貴重なホテルでした。
ぶれいく:ここのおススメは何でしょうか?
太郎氏:まずは料金です。フリータイムは平均的ですけど、午前中のみの3時間ショートタイムが2500円とおそらく石川県下最安値だったでしょう。宿泊も3500円からと安い。そして客室の内装。津幡や福井あわらのホテルより派手目で、客室ごとに趣向が凝らされていました。非日常感が味わえてよかったですね。
ぶれいく:それでは、太郎氏から提供を受けた写真を公開します!

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ホテル「サンレモ」の201号室です。なかなか広い。

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お風呂はガラス張りで寝室からは丸見えw

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ここは203号室。先ほどの部屋と比べると狭いですね。

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この部屋のお風呂は一面のみガラス張りになっていました。

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ここは208号室です。木目調のログハウスみたいな雰囲気。

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この部屋も一面がガラス張り。レトロなステンドグラス風ですね。

ぶれいく:へーえ、なかなか味のある客室でしたね。どこか昭和な感じがする…
太郎氏:写真には残せませんでしたが、このホテルの廊下の雰囲気が最高でした。昭和のB級ドラマで登場しそうなレトロな感じ。建物が道路に面している側に廊下があって、両端が広めの客室になっていたんですよ。201号室がそれです。
ぶれいく:なるほど。道路側に窓が並んでいたけど、あれは廊下の窓だったのですね。確かに201号室は他の二つに比べて広々してますね。
太郎氏:客室の窓は反対側でした。でもそちらには運送会社のトラック発着場だったので、見晴らしは最悪でしたね(笑)。
ぶれいく:浴室がガラス張りというのがいかにもラブホらしいですね。飾りガラスが昭和っぽい。でもあまりケバケバしさは感じられないですね。
太郎氏:それが良かったんですよね。居心地が良かった。
ぶれいく:残念でしたねぇ。私はラブホの廃墟ばかり追っかけてきたけど、現役のラブホを見たら、ちょっと見方が変わるかも?
太郎氏:私から見たら、廃墟のホテルを見たいというのも、別の意味で非日常ということですよね…。
ぶれいく:太郎さんは、私の公開した廃墟になったラブホを見て驚かれたそうですが?
太郎氏:最初期に公開された加賀市のラブホ、あれ私もよく知っていて、放置されて荒れかけていたのを見て気にはなっていました。まさか中に潜入する人がいるなんてって(笑)。それからも次々と廃墟になったホテルを見ていくと、やっぱり悲しかったですね。実際に体験したホテル3軒が休業か廃業したので、より実感がわきましたね。
ぶれいく:これからもさらにラブホを巡る趣味を続けるということですね?
太郎氏:そうですね。石川県の加賀地方で行きたいホテルはほぼ行き尽くしたので、すでに範囲を富山県福井県に広げています。どんどん体験したいですね。
ぶれいく:今回は、私の突然の取材?に協力していただきましてありがとうございました。