廃屋にっぽん周遊Blog

公開21年目にして初の廃墟ブログです。

潰れる宿と生き残る宿を考える。

先日の妙高旅行では、2日目は野尻湖、黒姫あたりで日没を迎えるので、この周辺で泊まろうかと宿を探しました。いつもは一人旅の場合は(安くて朝食バイキングがある)ビジネスホテルを使いますが、この周辺は観光地ではあるけどビジネス客はほぼ皆無なので適当な宿が見つかりません。ネットで検索すると出てくるのはやけに高いリゾートホテルか、二人部屋が基本のペンションか民宿ばかり。これは困りました。
一人旅の時はいつもケチケチ旅行。宿は朝食付きで5000円までとか、勝手に決めていました。中都市以上のビジネスホテルならば結構見つかるのですが、ここでは見つかりません。
しかしよく調べてみると、ペンションや民宿でも、かなりの宿が一人客を受け入れていて、ツインルームをシングルユースで使えるみたいです。食事も2食付きが原則と思っていたら、朝食のみとか素泊まりもOKのようです。へえ、時代は変わったなーと思いました。私が中高生のころに一人旅を意識し始めたころはちょうど昭和が終わったころ。そのころは少年が一人で泊まれる宿はユースホステルかビジネスホテルくらいしかありませんでした。旅館やペンションなどは未成年の一人旅を受け入れてくれなかったのです。
それならばとターゲットをペンションや民宿まで広げて検索してみると、選択の幅がぐんと増えました。ただビジホと違って朝食をつけると料金がかなり高くなるので、今回は我慢して素泊まりのペンションを選択しました。今回は立地と値段で適当に選びましたが、部屋はツインなので広かったし、掃除も行き届いていてキレイだったし、部屋にユニットバスがあったので風呂の心配もなし。そしてなにより嬉しかったのが、客が一人だった場合は宿側のもてなしが意外とあっさりしていたこと。これはコミュ障の私には助かった。ペンションながらビジホのような使い方が出来て、これで4000円以下だったので個人的には大満足でした。残りの千円で外で朝食とればいいですからね。
結局、ホテルや旅館で潰れてしまうところは、こうした時代のニーズに合わせていかなかったのだろうなって思います。加賀温泉とかの超大型ホテルなんかは、一人客なんか眼中になかったですからね...