廃屋にっぽん周遊Blog

公開21年目にして初の廃墟ブログです。

泊まれる廃墟!?昭和へタイムスリップしたような新潟県のドライブイン「公楽園」に泊まってみました

こんにちは。助手のはくたか99号です。前回に続いてドライブネタですので前置きから。昨年は仕事などで忙しく、今年はオリンピックイヤーだったので、憂さ晴らしに旅行へ行きまくろうと思っていました。しかしコロナ禍で長い間自粛期間が続き、旅に出れなくなったので次第に欲求不満に。自粛期間が解け、県をまたぐ移動が解禁されたものの、行きたかった東京や大阪は新規感染者数がまだまだ多く、やっぱり鉄道での移動は不安です。そこで鉄道旅行ではなくもう一つの趣味、昭和レトロで気分転換しようと思い立ちました。なので旅は一人旅、移動は自家用車にして目的地は逆に人が少なそうなスポットにしようと思いました。その第一弾が岐阜レトロミュージアム体験でした。
欲求不満が抜けきらない僕は、ネットで偶然知った新潟県燕市ドライブインを第二の旅行先に決めました。わずか1ヶ月で次の旅行を決めたのは、旅に出れない不満もありましたが、こうした昭和時代の施設は突然姿を消すことが多いからです。実際にこれまで訪問出来たところ、出来なかったところですでに閉店、廃業した施設がたくさんあったので(このあたりの顛末は僕のブログか以降の投稿で紹介します)、行こうと思い立った時がその時だと肝に銘じています。

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ついに来ました公楽園!斜め向かいの建物はなんとラブホテル!

さて、今回の目的地、「公楽園」は前回とは違い、観光用施設ではなく、純粋なドライブイン&ホテルとして営業しています。道の駅の普及と台頭で個人経営のドライブインがどんどん減少していますが、ここは昭和時代の雰囲気を色濃く残した非常にレアな存在です。ここの見どころは2か所あります。一つは僕イチオシの「トースト自動販売機」が稼働中なところ。そしてもう一つは、先輩からSNSでコメントをもらっているので、原文のママ紹介します。
ぶれいく58:うおおお!公楽園!ここはな、「泊まれる廃墟」として廃墟フリークたちの間でちょっとは知られた存在だぞ。あああ、行きたい!オマエだけ、ずるいぞ!しかもここで泊まるってか?いいなあ、次は俺も行くぞ!
…。「泊まれる廃墟」って、失礼な呼び方ですねぇ。この昭和な雰囲気が最高なのに。本当に廃墟になったら元も子もありません。これからも末永く続けてほしい施設ですね。

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公楽園の建物。駐車場は広く、大型トラックも楽々停められるのはいいですね。

今回は目的地が宿泊地なので、目的のスポットで長く滞在できるのがいいですね。先輩は階上のホテル部分に強い興味を示していたけど、僕はあくまで階下のドライブインにあるレトロな自動販売機群が目当てです。しかし予約なしで行って万一満室だと困るので、電話予約をして行きました。ここはネット予約には対応しておらず、電話予約のみです。電話には男性のスタッフが出て、空きがあるので予約可能であること、料金は1泊2900円税込みであること、チェックイン時間は16時から、チェックアウトは10時であること、新型コロナ肺炎対策のためにチェックイン前に体温測定をしていること、体温が37度以上の場合は宿泊をお断りする場合があることを説明してくれました。慣れた感じで物腰の柔らかい、感じの良いスタッフで安心しました。

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いつから創業25周年?ずっと続いている特別企画に感動!休憩のみの利用も可能?

当日はなんとか明るいうちに到着。階下のドライブインをちょっとだけ下見して、とりあえずはチェックイン。フロントは建物右側にあり、屋根囲いはありましたが、電話案内の通り体温を測り、平熱であることを確認してから、宿泊代を前払いして鍵を受け取りました。意外だったのは2階へはフロント右脇にある外階段を上って行くこと。宿泊客だけ階上に上がる仕組みになっているようです。

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フロントは屋根こそありましたが外に面していました。

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ここでチェックインをします。喫煙スペースもありました。

すいません。長くなったので続きは次回書きます。