廃屋にっぽん周遊Blog

公開21年目にして初の廃墟ブログです。

泊まれる廃墟!?昭和へタイムスリップしたような新潟県のドライブイン「公楽園」に泊まってみました Part2

どうも、助手のはくたか99号です。

さて、今回の旅のメインイベント、自動販売機の紹介です~。
ぶれいく58:メインはホテルのほうだろ!肝心のホテル部分を先に見せろよ!早く~。
無視、無視…。今回紹介するドライブイン「公楽園」の見どころは、やっぱりレトロ自動販売機でしょう。

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昭和テイストあふれる自動販売機コーナー

その中でも焼けたトーストが出てくる自販機はもう絶滅寸前で、全国に数か所しか残っていないと思われます。これは先月行ってきた「岐阜レトロミュージアム」にはありませんでした。

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レトロな自動販売機が並ぶ。

自販機の上に吊るしてある手書きらしい看板がまたレトロでいい味を出していますね!
トースト自販機のほかには、カップ麺や軽食の冷凍食品、ワンカップ酒、おつまみの自販機もありました。これらもレアな部類に入ると思います。これらの自販機については公開予定の僕のブログで紹介しますのでヨロシク!

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自販機前に並べてあるテーブルもいい味出してる。

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お目当てのトーストの自動販売機は健在でした。よかった。

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ボタン上には写真がありますが、色褪せていてイメージがつかめない…。

ここの自販機は「チーズサンド」と「ハムサンド」の2種類が楽しめます。一食250円。使える硬貨は50円と100円のみで、500円はもちろん(トースト自販機が出来たころは500円硬貨なんて存在しなかった)10円も受け付けない状態でした。硬貨の選別機がかなり調子が悪いものと思われます。ちなみに50円硬貨はフロントで両替してくれるそうです。

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朝食で賞味したハムサンド。しっかり焼けていて美味でした。

本当は、晩ごはんはコンビニおにぎりとカップ麺自販機のカップヌードルで済ませて、トーストは翌朝に食べるつもりで、一旦は部屋に戻ったのですが、やっぱり我慢できず、再度階下に降りてきて食べちゃいました。夜食は「チーズサンド」をチョイス。ボタンを押すと調理開始となります。焼き時間は約1分と意外と早い。トーストはアルミホイルに包まれて取り出し口に落ちてきます。素手で取り上げるしかないですが、ガチで焼き立てなので熱々です。掴むように持つと火傷するのでアルミホイルの端をつまむように持って素早くテーブルに移動するとうまく取り出せます。包みを開くと焼けたトーストがお出まし!

翌朝には「ハムサンド」を賞味。ごちそうさま!

次回はホテル部分を紹介します。

泊まれる廃墟!?昭和へタイムスリップしたような新潟県のドライブイン「公楽園」に泊まってみました

こんにちは。助手のはくたか99号です。前回に続いてドライブネタですので前置きから。昨年は仕事などで忙しく、今年はオリンピックイヤーだったので、憂さ晴らしに旅行へ行きまくろうと思っていました。しかしコロナ禍で長い間自粛期間が続き、旅に出れなくなったので次第に欲求不満に。自粛期間が解け、県をまたぐ移動が解禁されたものの、行きたかった東京や大阪は新規感染者数がまだまだ多く、やっぱり鉄道での移動は不安です。そこで鉄道旅行ではなくもう一つの趣味、昭和レトロで気分転換しようと思い立ちました。なので旅は一人旅、移動は自家用車にして目的地は逆に人が少なそうなスポットにしようと思いました。その第一弾が岐阜レトロミュージアム体験でした。
欲求不満が抜けきらない僕は、ネットで偶然知った新潟県燕市ドライブインを第二の旅行先に決めました。わずか1ヶ月で次の旅行を決めたのは、旅に出れない不満もありましたが、こうした昭和時代の施設は突然姿を消すことが多いからです。実際にこれまで訪問出来たところ、出来なかったところですでに閉店、廃業した施設がたくさんあったので(このあたりの顛末は僕のブログか以降の投稿で紹介します)、行こうと思い立った時がその時だと肝に銘じています。

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ついに来ました公楽園!斜め向かいの建物はなんとラブホテル!

さて、今回の目的地、「公楽園」は前回とは違い、観光用施設ではなく、純粋なドライブイン&ホテルとして営業しています。道の駅の普及と台頭で個人経営のドライブインがどんどん減少していますが、ここは昭和時代の雰囲気を色濃く残した非常にレアな存在です。ここの見どころは2か所あります。一つは僕イチオシの「トースト自動販売機」が稼働中なところ。そしてもう一つは、先輩からSNSでコメントをもらっているので、原文のママ紹介します。
ぶれいく58:うおおお!公楽園!ここはな、「泊まれる廃墟」として廃墟フリークたちの間でちょっとは知られた存在だぞ。あああ、行きたい!オマエだけ、ずるいぞ!しかもここで泊まるってか?いいなあ、次は俺も行くぞ!
…。「泊まれる廃墟」って、失礼な呼び方ですねぇ。この昭和な雰囲気が最高なのに。本当に廃墟になったら元も子もありません。これからも末永く続けてほしい施設ですね。

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公楽園の建物。駐車場は広く、大型トラックも楽々停められるのはいいですね。

今回は目的地が宿泊地なので、目的のスポットで長く滞在できるのがいいですね。先輩は階上のホテル部分に強い興味を示していたけど、僕はあくまで階下のドライブインにあるレトロな自動販売機群が目当てです。しかし予約なしで行って万一満室だと困るので、電話予約をして行きました。ここはネット予約には対応しておらず、電話予約のみです。電話には男性のスタッフが出て、空きがあるので予約可能であること、料金は1泊2900円税込みであること、チェックイン時間は16時から、チェックアウトは10時であること、新型コロナ肺炎対策のためにチェックイン前に体温測定をしていること、体温が37度以上の場合は宿泊をお断りする場合があることを説明してくれました。慣れた感じで物腰の柔らかい、感じの良いスタッフで安心しました。

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いつから創業25周年?ずっと続いている特別企画に感動!休憩のみの利用も可能?

当日はなんとか明るいうちに到着。階下のドライブインをちょっとだけ下見して、とりあえずはチェックイン。フロントは建物右側にあり、屋根囲いはありましたが、電話案内の通り体温を測り、平熱であることを確認してから、宿泊代を前払いして鍵を受け取りました。意外だったのは2階へはフロント右脇にある外階段を上って行くこと。宿泊客だけ階上に上がる仕組みになっているようです。

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フロントは屋根こそありましたが外に面していました。

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ここでチェックインをします。喫煙スペースもありました。

すいません。長くなったので続きは次回書きます。

岐阜県にある昭和レトロな「岐阜レトロミュージアム」に行ってきました

みなさんこんにちは、そしてはじめまして。「廃屋にっぽん周遊」で助手をしているHakutakaです。
管理人のぶれいく58(以下、先輩と呼びます)は現在多忙で更新がままならないようなので、更新期間が空くのもあれなので、僕のネタでつなごうかと思います。
僕のプロフィールについてはすでに先輩が紹介していると思いますので省略しますが、最初の話題がマニアックな鉄道ネタだとこのブログの愛読者様がドン引きすると思いますので、もうちょっと馴染みやすいネタをご紹介します。
今年の7月に岐阜県山県市にある「昭和レトロミュージアム」へ行ってきたので、その様子をレポートします。なお、この件については近日公開予定の僕のブログで、もっと詳細な内容の公開を予定していますので、よろしくお願いします!
昭和レトロな大好きでその中でも食事を提供する自動販売機を追い求めている僕が、岐阜県山県市に昭和レトロなテーマパークがあるという情報をネットで知って、ようやく訪問できました。

まずは訪問までの道のりをミュージアムの所在地は岐阜県山県市。石川県金沢からは自動車で片道数時間かかります。出発日に訪問してもよかったですが、今回は1泊する予定だったので前日に場所を確認して、翌日の朝開館と同時に訪ねることにしました。1日目(土曜日)は生憎の雨。ミュージアム山県市の田舎な集落に突然出現するので、見落とさないように。閉館時間の一時間くらい前に到着。入り口にいたおじいさんに念のため翌日も開館するか、開館の時間も聞いておきました。この施設は毎日開館するわけではなく、金曜、土曜、日曜、月曜日のみの開館なので注意!その後は岐阜市内に宿をとっていたのでいったん撤収。

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ミュージアム前には仮面ライダーのオブジェがお出迎え。

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なんとこのオブジェは何かの自動販売機だったそうです。

翌日日曜日。昨日ほどではないけど時折小雨がぱらついていました。さあいよいよ入館!さっそくインパクトあるオブジェがありました。僕の少年時代はヒーローもの、戦隊ものにまったく興味を示さなかったそうで、それが今になっても変わらず、スルーしようとしたら駐車場への案内係でパラソルを立てて座っていた、昨日も居たおじいさんが「その仮面ライダー、お金を入れるところがあるぞ」と話しかけてきたので、改めて見るとビックリ!たしかに仮面ライダーの左足上に硬貨の投入口が、右足の膝あたりに商品の取り出し口らしき穴がありました。うーん、いきなりイイ物を見させていただきました。

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建物の右半分は自動販売機コーナーで扉の奥です。手前には10円で動く遊具と年代物の飲料自販機がありました。


ミュージアムは有料の施設です。設備の維持には当然お金がかかるので、貴重な昭和の遺物を保存する観点からはぜひ協力しましょう。
料金は時間制で、1時間、3時間、1日から選べます。それほど広い施設ではないので、全部見て回っても1時間はかからないでしょう。なのでとりあえず1時間(800円)で充分ですが、僕は3時間(2000円)を選択。結局滞在時間は約2時間だったので若干無駄になりましたが、今後も永く続けていってほしいので、寄付の意味も込めました。
ミュージアムの建物はおおむね右半分と左半分に分かれており、右半分は軽食の自動販売機が並ぶ休憩スペース、左半分は遊戯施設や売店があるスペースとなります。かつては右半分の自動販売機コーナーのみならば無料で立ち入れたようですが、現在はすべてのコーナーが有料スペースになっているようです。

この日は夏休みも始まった日曜日のせいか、コロナ禍であるにもかかわらず、朝一番ですでに数組の観光客が訪れていました。館内は狭いのでソーシャルディスタンスは厳しいですが、実際は施設の職員を含めても10数人程度だったので、飲食以外はマスクを着用して他の客の感覚に気を付けていれば大丈夫でしょう。

入館には入館券が必要で、建物左側に券売機(これはレトロではない)があります。案内係が常駐していて、入館券を首にかけられるケースに入れてくれて初めての客には館内の案内をしてくれます。

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コスモスの玩具自販機。先輩が同じ趣味のダイゾウ氏と岐阜県神岡町で発見したそうですね。

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ペプシの瓶飲料自販機。価格は当時のままの70円。残念ながら非稼働。

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こちらはコカ・コーラの瓶飲料自販機。今も稼働中で、1本150円で販売中。

左側館内には実際にプレイ可能なゲーム機やパチンコ、駄菓子や懐かし玩具を販売していますが、今回の主目的はこの施設で現役稼働中のハンバーガー自販機とうどん自販機を一気に体験することだったので、それらの写真はあまりありません。興味のある方は是非実際に訪問して体験してください。ちなみに館内のゲーム機は景品を獲得するマシン(クレーンゲームなど)を除いてすべて遊び放題になっています。パチンコが難しいお子様はこれがおすすめです。スマホゲームに慣れた令和の現代っ子には新鮮に映ること間違いなし。

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本物のレトロなテレビの上には実際に購入できる駄菓子が並べられていました。

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この施設のメインが実はこのパチンコ?展示の遊技機はすべて稼働中で、実際にプレイできます。

とはいえ、予想外だったのはパチンココーナーの充実ぶりでした。左側館内のおよそ半分を占めていて、専任の係員が常駐しており、玉を提供してくれたり遊び方をレクチャーしてくれます。入場者は玉に制限なく遊び放題ですが、どれだけ玉を出しても景品の提供はありません。展示中の遊技機は平成初頭まで稼働していたもので、一発ずつ玉を込めたり、手打ちで玉を打つといった昭和な世代ではありませんが、今ではまず見かけないので充分懐かしい気分に浸れます。いわゆるフィーバー機ではなく、俗に「平台」と呼ばれる、中央に役物があり、チェッカー穴に玉を入れると役物の「羽根」が開き、そこに玉を入れて当たりを引くタイプです。釘を見たり、玉打ちハンドルの強弱の上手さが求められます。コンピュータ制御ではなく、実力次第で当たりを引けるので、大当たりになった時の達成感がすごいでしょう。来客の中にはずっとパチンコに興じている人もいました。

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右半分の館内は自動販売機コーナーと休憩スペース。今回の目玉(僕的には)です。

僕もしばらくパチンコをプレイして、正午が近づいたので、いよいよ軽食の自動販売機の体験です。うどんやラーメンなどの麺類、ハンバーガーやトーストなどの焼きパン類の自販機はもはや絶滅寸前で、北陸地方(富山、石川、福井)では絶滅しました(数年前までは富山県某所にハンバーガーの自販機が生き残っていましたが、残念ながら消滅。この経緯も後日紹介します)。もう「聖地巡礼」のような、リサーチをしてからでないと出会えないくらいに希少価値が高まっています。なので今回のメインイベントは、この自販機で軽食を賞味することにあります。

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天ぷらうどんの自販機が稼働中。価格は500円で、500円硬貨専用になっていました。

写真の自販機コーナーは、残念ながら稼働中なのは全体の半分程度で、カップ麺や袋物の自動販売機に交じってうどんの自販機が稼働していました。価格は一杯500円と他所より若干高めで、受け付ける硬貨も500円専用になっていました。この自販機が誕生した時は500円硬貨すら無かった時代ですから、現役稼働させるために若干の改造がされたのでしょう。これは生き残るためには止むを得ないでしょうか。

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ハンバーガーは1個300円で、チーズバーガーのみの販売。

ハンバーガーは1個300円。これも他所よりやや高めの値付けですね。ハンバーガーの自販機のみ自販機コーナーではなくゲーム機が展示しているスペースなのでお間違いなく。今日のお昼はこの二品です。全部で800円也。飲み物も欲しくなるので実質千円近いですね。しかし肉物と汁物なので、まあまあ満腹になりました。お昼にはちょうど良い分量じゃないでしょうか。

今回は日が暮れるまでに帰らねばならず、後ろ髪を引かれる思いでミュージアムを後にしました。頑張れば日帰りで行けない距離ではないので(東海北陸自動車道を使えばかなりの時間短縮になりますが、料金が痛い)また近いうちに再訪したいですね。次回はあまり見なかったゲーム機を試してみたいと思います。
「岐阜レトロミュージアム」は、かつて工場か倉庫、納屋みたいな建物を改修して、基本的には屋内に展示物を並べてあります。僕は梅雨が明ける寸前に訪問しました。真夏に行けばかなり暑いと思いますが、館内は冷房が完備されているので、暑さが苦手な人も安心です。今回は紹介しませんでしたが、コーラやラムネ、地元牛乳メーカーのコーヒー牛乳など、飲み物も充実しているので、喫茶店代わりに立ち寄っても楽しいかもしれませんね。

山中温泉「和叙園」Vol.3

この物件も大規模なので、未公開写真がまだまだあります。前回のホテルと交互に公開していきます。
温泉旅館の廃墟ならばクライマックスともいえる場所が大浴場!
このホテルは新館部分に大浴場がありました。本館の端にあった小さな浴場が当初の宿泊客向けの温泉浴場だったと思われますが、拡張、増築に伴って新設されたようです。
このホテルはかなりの規模なので、期待が持てますね!それでは… 

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このホテルの随所で見かける家紋を見ながらイザ、大浴場へ。

このホテルは斜面に建っているので、大浴場は正面玄関より下層階にあります。そのせいか暗くてジメジメしていました。カビ臭さが酷く、先が心配になります。

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男湯は「将軍の湯」。ネーミングが安直ですね。

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カミソリなどの自動販売機。電気を使わないのでどこにでも設置できます。

お金を入れてレバーを押し下げるとガコッという音とともにタバコ大の箱に入った商品が取り出し口に落ちてきます。そういえば滋賀県雄琴にあった会員制レジャークラブにも同じ歯ブラシの自販機がありました。電気を使わない究極?の自販機ですが、最近はめっきり見かけなくなりました。助手が喜びそうな昭和レトロスポットでした。

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一段高くなった畳敷きのスペース。窓ガラスが破壊されて、畳の上はガラスの破片だらけ。

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ロッカーが並ぶ脱衣場。

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「和」を演出するオブジェがあちこちに。

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いよいよ浴場へ。出入り口のガラス戸は無残に破壊されていました。

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浴槽はいたって普通。中央の太い柱がやや邪魔に感じる。

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洗い場もいたって普通(2回目)。

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残念ながら露天風呂の設備はありませんでした。昭和から平成にかけて空前の温泉ブームが到来しましたが、その時の目玉施設が露天風呂でした。やはり露天風呂がないと温泉旅館としてアピール出来なかったのでしょうか。
次回も大浴場の続きをお送りします。お楽しみに!

記事:ぶれいく58

ダ〇ヤ〇ンド斑尾ホテル Vol.2

前回の続きです。
廃墟探索では、潜入を目的としているならば、外観を見るのは後にして、とにかく潜入を優先します。しかしこの日は、6月の平日とはいえ、観光客っぽい人の姿は私だけ。さっき車に乗っていた老夫婦らしき人は早々に立ち去ってしまいました。ホテルの敷地はまあまあ広く、こちらに気を配っている人もいません。ですので今回は珍しく、外観をゆっくりと見て回りました。

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ホテルの建物。近くで見たら、けっこう荒れていました。

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派手に窓ガラスが割れている部屋もありました。

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正面入り口。荒れていますが、ギリギリ侵入を阻止しているようです。

正面突破は無理そうです。もうしばらく周囲を見てみました。

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プールのような場所を発見。スキー客がメインと思いましたが、夏の集客もそれなりに考えていた?

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廃墟になってから、不法投棄の場所と成り下がりました。

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付帯施設の建物は、かなり荒らされているようで、窓ガラスは窓枠丸ごと消え去っています。

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教会らしき建物もかなり荒れていそうです。1階の窓から中を覗き込みましたが、あまり面白く無さそうでした。

付帯設備の潜入は容易でしたが、荒らされすぎて見どころが外から見ても無さそうだったので、時間の配分を考えて、ホテル本体の探索を優先することにしました。正面入り口からは簡単に入れそうになかったので、潜入口を探さねばなりません。もし見つからなかったら付帯設備だけ潜入して撤収でしょうか?

次回もお楽しみに! 記事:ぶれいく58

ダ〇ヤ〇ンド斑尾ホテルVol.1

2018年6月。ここ数年恒例となっている上越妙高を訪れました。さて今年はどこへ行こうか?あらかじめネットでリサーチして、斑尾高原を訪れました。
斑尾高原は新潟県と長野県の県境にある(姫川温泉の時もそうだったなぁ)避暑地で、冬はスキー客で賑わいます。70年代に開発された比較的新しい観光地で、周辺には観光客目当てのリゾートホテルやペンションが多数建ち並びます。しかしバブルの時に急成長した観光地だったため、その遺産が多数残されています。バブルの時にピークを迎えた観光客数は減少の一途をたどり、供給過多となったホテルなどが多数廃業しました。2005年4月には斑尾高原開発株式会社が東京地方裁判所民事再生法適用を申請しています。
今回の目当ては自由の女神が立った廃業してかなり経ったペンション。白亜の建物でいかにも安っぽい自由の女神像が正面に建っている、まさにバブルの象徴のような物件です。斑尾高原は標高がちょうど1000メートルで、平地と約6度の温度差があります。この日は梅雨の晴れ間で気温が上昇していて、地上は30度を超えていましたが、斑尾高原では20度ちょっとで、Tシャツ一枚でちょっと寒いくらいでした。
お目当ての物件は斑尾高原を横断する唯一の県道沿いにあるので、すぐに発見。外観の写真を撮り、いよいよ潜入チャレンジ。しかし6月の平日にもかかわらず周囲の商店は普通に営業しており、物件のすぐ裏手には現役のペンションがあってオーナーらしき人が出入りしていてスキがない。建物の窓ガラスは所々割れていて廃墟っぽさを醸し出していましたが、正面の出入り口はしっかり施錠されていそうでした。これは困りました。今回の廃墟探索はほぼこの物件に賭けていたので、ここが無理ならば撤収しかありません。
弱ったなぁ、と思いながらまだ時間はたっぷりあるので、とりあえず周辺を散策してみました。20分程度歩いただけで廃業した、あるいは廃業したと思われるホテルや商店が数件見つかりましたが、どの物件も施錠されているか、雑草が茂っていて近づけないところばかりでした。まずい、このまま撤収か?と覚悟しかけて先ほどの自由の女神ペンションの近くに戻って、何気なく斜め向かいを眺めていたら…、ん?これは?

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県道から見えたこの建物は・・・?

やった!これは廃墟!しかもなかなかの規模です!近くに車を停めて休憩していた?老夫婦が立ち去るのを待って、探索開始です!

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ホテル正面までは、専用の道を進みます。振り返って撮った写真です。街灯もホテル専用。

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左手にホテルの建物が見えてきます。

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パット見はまだ現役のように見えそうですが・・・?

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謎の錆びたオブジェ。

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右手にはチープな教会のような建物。結婚式も挙げられたのでしょうか?

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建物の奥側は絶壁になっていて、崖側は眺めが良いです。

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崖の向こう側には営業中?のペンションが見えました。

次回もお楽しみに!

記事:ぶれいく58

共同ブログ、開始します。

更新が1ヶ月以上途絶えてしまいましてスミマセン。全部コロナのせい、言いたいところですが、確かに半分は本当です。自分の仕事は自粛とは無縁だったので、疲れがどんどん溜まってしまいました。
憂さ晴らししようにも、友人と会うのもなんだか気が引けるので、メールかSkypeだけ。これはストレス溜まります。
かつての助手で後輩のHakutaka君とはいろいろメールでやり取りしました。彼は私がブログを始めたことに関心を寄せていて、昔は私に先駆けてホームページを公開していましたが、気が付けば続けていたのは私だけでした。Hakutaka君いわく、書きたいことが多すぎて結局更新ができなくなると反省していました。
私もコロナ禍の中、更新が疎かになりかけているので、共同でブログを運営しようかって思い切って提案してみました。Hakutaka君も乗り気だったのでこれを機にブログのテーマを統合して新生廃屋にっぽん周遊として再出発しようと思います。
せっかくなので、ここで改めて二人の自己紹介をしておきます。


1.ぶれいく58(ブログ主)
担当テーマ:廃屋、廃墟、廃線(一部)、珍スポット、昭和レトロ
廃墟探訪、珍スポット探訪、旅行、昭和レトロが趣味。
助手のHakutaka君とは旅行、昭和レトロの趣味で意気投合する。
1998年10月に廃墟サイト「廃屋にっぽん周遊」を開設。
途中ホームページのレンタル先が2回変更となる。
2014年ごろ、最後の更新をしてから、放置状態になる。
2019年、現在のブログを開設する。


2.はくたか99号(ブログに参加するためハンドルネームを変更。旧Hakutaka)
担当テーマ:鉄道(乗り鉄)、旅行、昭和レトロ
鉄道全般、特に鉄道を使った旅行、昭和レトロが趣味。
1997年ごろ、ホームページを開設。3年程度で放置され、レンタル先のサービス終了により消滅。
1999年ごろから「廃屋にっぽん周遊」更新の手伝いや、共同探索にも参加し、「助手」として登場。
2002年ごろから共同探索を止め、ホームページ製作の手伝いに専念する。
2020年6月から「廃屋にっぽん周遊」の一部テーマを拡張して公開に参加する予定。


助手のはくたか99号君の記事にもご期待ください!