廃屋にっぽん周遊Blog

公開21年目にして初の廃墟ブログです。

好き好きレトロ自販機

かつてこのWebページを手伝ってくれていた後輩のHakutaka君から自販機の写真が送られてきました。近所ではほぼ見かけなくなったホットスナックの自販機でした。
私は昔から自動販売機というメカが好きでした。1970年代の生まれなので、この世代は何でも自販機で売ろうとしていた時期。沿線のドライブインでは缶ジュースや煙草はもちろん、うどん、カップ麺、ハンバーガーなどの温かいメニューが、地元のボーリング場では瓶入りの炭酸飲料が自動販売機で売られていました。お金を入れると自動的に商品が出てくる、お金を入れないと絶対に出てこないといったギミックに惹かれました。近所の文具店の店先に並んでいたガチャガチャの機械も大好きでした。
Hakutaka君は私よりも熱心な昭和レトロ趣味なので、最新型の自販機よりも、私が見てきたような世代の自販機を全国から探しては、発見したモノを写真に収めています。今回送ってきた自販機は平成に入ってからの比較的新しい型のはずですが、最近は急速に見かけなくなりました。その最大の要因はやはり全国に普及したコンビニの存在だと思います。昭和のドライブインは自販機だけの運転で24時間営業でしたが、コンビニは従業員が常駐して24時間営業しています。温かいメニューも自由に提供できるので、制限の多い自販機は不利ですね。
コンビニは24時間営業が当たり前(最近は見直そうとする動きもありますが)ですが、高速道路のサービスエリアや道の駅は夜間の営業はありませんので、温かいメニューが提供できる自販機の生き残る余地があります。しかし維持管理の難しさからやはり数は減ってきています。私の地元では北陸自動車道徳光PAに今回のホットスナックの自販機が数年前まで存在していましたが、PA内にコンビニが進出してきたせいか、姿を消しました。Hakutaka君は旅の途中に同じ北陸自動車道の杉津PA(下り線)でこの自販機を発見して送ってきたわけです。Hakutaka君は他にも群馬県でうどんの自販機、富山県ハンバーガーの自販機(現在は閉店)も求めて訪問しているので、本人の提供があったら紹介します。

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ニチレイのホットスナックの自販機。杉津PA下り線にて。