廃屋にっぽん周遊Blog

公開21年目にして初の廃墟ブログです。

姫川観光ホテル再訪Vol.9

今回はいよいよこの廃墟の中枢、大浴場です。といっても、最終目的地が大浴場だったわけではありません。温泉旅館ですから、やっぱり大浴場を見ないと達成感はないけれど、かなりの崩壊系廃墟だったので、到達困難と半ば諦めていたんです。
しかし、劣悪な足場に悪戦苦闘しながら、とにかく建物の奥へ奥へと進んでいたら、偶然たどり着きました。それでは写真です。

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おっ!?「婦人浴場」いう看板が。ここが大浴場なのか?

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脱衣場。狭くないですか?

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温泉分析表が落ちていました。

温泉につきものの温泉分析表を発見。かなり詳しく書かれていました。

源泉温度86℃はなかなか高温。pHは6.2とわずかに酸性。弱食塩泉でした。最近はこれに加えて効能とかが書かれていることが多いけど、あれって「疲労回復」とか「皮膚病」とか、そりゃどんなお湯でもある程度効果あるだろっていう無難なことしか書かれていないよねー、というあるあるでした。

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いよいよ浴場へ。

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よくある岩風呂ですね。

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内風呂ですが、大きなドーム状の天窓があって明るいです。

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なんとなく撮ってましたが、ここが女湯と男湯の境界線だったらしいです。

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浴槽と洗い場。

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岩壁はなかなか本格的で迫力もあります。

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ドーム型天窓が印象的。

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先へ進むと、さっきとは別の脱衣場らしき場所へたどり着きました。

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男湯の脱衣場かな?こっちのほうが広い・・・

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殿方浴場の出入り口がゴール。しかしすぐ隣が30号室「桐」とは!?

そこはかとなく感じる完全な時代遅れの男尊女卑的な設備の差。まあ最近では逆に女性客に媚びすぎな温泉施設とかがまた不愉快ですねどね・・・。
偶然大浴場の探索が叶った形となりました。しかしまだ3階以上の探索が出来ておりません。高層階がある棟はもう少し北側なので、やり過ごしてしまった階段を見つけて登るしかありません。次回はこのへんの探索となります。